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  おもうこと

一週間経って ようやくコトバに出来る気力がわく。
阪神淡路大震災で被災した時も 一週間で仕事に復帰した。
復帰しただけで 何もできてなかったと思う。


私の場合 被災からテンション落ちてたけど
逆にテンション揚がってしまう人達もいるだろう
幸いにも無事な生活に戻った人達は 今日あたりから徐々に現実に向き合うのかもしれない。
だからと言って あの「死ぬかもしれない」恐怖が消えてしまうわけはなく


私は同居人の幼なじみと 上の階の友達と3人で被災した
住んでた木造アパートは全壊。
私たちは建物の下敷き。
「あかん。あいつら死んだ。。」
って思いながらも私たちの名前を叫び引きずりだしてくれた友達。

私たちを引きずりだした後も 友達は頼もしく近所の人達の救出に手をかしていた。
私たちは放心のままウロウロと その友達のあとを付いて行くだけしかできなかった。
何もできなかった。


寒かった。あちこちで火災も起き出した。
不謹慎にも 火事のそばで暖をとった。
「あったかい。。」とか思ってしまった。


電車で2駅向こうに住んでた友達が心配になって 3人で歩いて向かった。
家も本人も無キズで安心したものの 私達3人との温度差は明らかだった。
同じ神戸でも被害の状況によって 人が受けるダメージは違う。
あたりまえやけど。。

他の2人は知らないが 私はしばらくの間3人で居る事でしか安心は得れなかった。
大阪に戻ってからも 実家には帰らず1ヶ月ほど幼なじみの家に3人で住ませてもらっていた。
1人で眠ることなんてできなかった。




こっちから東京に移り住んだ友達が何人かいる。
東京は安全だとは思うが 余震があったり 停電があったり不便で不安の中
関西に疎開してきた人 東京に残ってる人 
それぞれの現実 それぞれの判断で それぞれの場所に居る。

安心できる『場所』は土地だけではなく 安心できる人がすぐ傍にいる事も含まれる。

「帰っといで~!!」って思うけども
同じダメージを受けた人達と 気持と場所を共有することで安心できる事もあるだろう。


みんなどうか 心と体 ムリせず無事で。。
by usarue-3 | 2011-03-17 12:40


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